ミャンマーの気候
軍事政権から民政移管され、経済発展に沸くミャンマーですが、気候としても東南アジアの熱気を帯びる国でもあります。ミャンマーで生活することを考えられた場合(投資される方も同様)、気候については気になる項目の一つではないかと思います。今回は、ミャンマーの気候について、お話できればと考えています。
ミャンマーは、気候区分でいうと熱帯性モンスーン気候帯に属しており、インド洋からの季節風の影響を受ける地域でして、その地域としては最北端になります。ミャンマーは国土が南北に長いため、海岸線のある標高の低いエリアから、中国との国境近くの標高5,881メートルのカカボラジ山(Hkakabo Razi)まで起伏にとんだ地形を形成しています。そのため地域によって、気候の差は大きいといえます。
ミャンマーの季節は、酷暑期、雨期、乾期(冬期)の3つがあります。酷暑期は2月の半ばから5月の半ばごろまでです。雨期は5月の半ばから10月の半ばまでです。乾期は10月の半ばから2月の半ばまでです。乾期(冬期)が、比較的に過ごしやすいため、一般的に観光に適したベストシーズンと言われています。
海岸やデルタ地帯は、年間降水量が250センチに達し、気温は16℃~40℃の間で変化します。また中央乾燥地帯は、降水量は70センチ、気温は15℃~46℃の間で変化します。年間を通し、雨は降りますが、特に雨期に集中しています。
(『地球の歩き方』より参照)
雨期の雨は、まさにバケツの水をひっくり返したように、激しく打ちつけるように降ります。突然降りだすため、お店の軒先や他人の家で雨やどりしている光景は、日常茶飯事となっています。
ヤンゴンでは、一日のうちで、朝、晴れていても、昼過ぎに天気が崩れ、雨が降り、その後、またすぐに天気が回復するなど、天気の移り変わりがとても速いです。
ヤンゴンの市内では、短時間に大量の雨が降るため、道路が冠水することもしばしばあります。すぐに雨水はひきますが、晴れている時と、雨が降っている時では、様子が異なることもあります。不動産を探される場合は、その点もご考慮に入れられるとより良いかもしれません。
弊社では、ヤンゴン周辺の不動産物件の内見や、ティラワ工業団地へのご案内の際には、基本的に、車をご用意しております。ご安心ください。
ヤンゴンは、年間を通し気温が高く、湿度が高いため(特に雨期)、不動産物件の内見の際には、ぜひ過ごしやすい服装で来て頂ければと思います。