日本から不動産の視察に来られるお客様が、ミャンマーの不動産の活況について驚かれるのと同様、ミャンマーでの英語の通用度についても、皆さま一様に驚かれるようです。本日は、ミャンマーでの英語についてお話致します。
 ミャンマーは、かつてイギリスの植民地であった経緯と、多くの民族で形成されてきたことから、英語が公用語として使用されてきましたそのような背景から、現在においても基礎教育の始まる前、幼稚園から、第2言語して英語教育は必修とされています。そして、大学の授業はほとんど全て英語で行われています。また公用文書なども、基本的に英語が併記されています。

 一般のミャンマー人は、日常の生活で英語を使う機会がそれほど多くなく、日本の状況とほとんど同じく英語を話せない状況ですが、外国人が多いホテルの従業員やタクシーの運転手などでは、英語を話す人が多いです。また管理職や経営者クラス、政府関係者はかなりの確率で英語を流暢に話します。大企業の場合は、管理職でなく一般社員でも英語を話せて当然といった雰囲気さえあるようです。ミャンマー人が日系企業で働く場合、日本人スタッフとは英語で会話することが多くなります。
 このように、スムーズに英語でコミュニケーションをとれる点は、他のASEAN諸国であるタイ、ベトナム、インドネシア、ラオス、カンボジアなどの国々よりも抜きん出た、ミャンマーの強みとなります。
 最近では、2011年に民政移管されて以来、ミャンマーに進出してくる外資系企業で働くため、より給料の良い仕事に就くために、英語の学習熱は高まっています。特にヤンゴンなどの都市部では、語学学校が盛況です
 いま現在、英語を使う機会に恵まれていないミャンマー人も、元来の真面目で勤勉な国民性から、語学学習における習得能力は非常に高く、しっかりと学習すれば習得は早いと定評があります。
 また歴史的背景から日本に好感を抱いているミャンマー人はとても多く、日本語を話すミャンマー人や日本語に興味を持っているミャンマー人は意外に多いです。身近なところでは弊社のスタッフがおりますが、ローカルのレストランやスーパーマーケットなどでもふと日本語で話しかけられるといったことは度々あります。日本語の通用度も高いです。
 ミャンマーに来られ不動産をご覧になる際には、私はじめ日本人スタッフも同行致しますが、直接ミャンマー人に聞きたいこと、質問がございましたら、どうぞ同行致しますミャンマー人スタッフに英語で話しかけてみて下さい。すぐに分からずとも、献身的なミャンマー人達ですので、何とか理解し答えようする姿勢を持っております。