ミンガラドン地域(Mingalardon Township)は、ヤンゴンの中心部から北部に位置し、ヤンゴン経済圏の最北部の地域となります。北側はHmawbi郡、東側は北オッカラパ地域、南側はマヤンゴン地域、西側はインセイン地域とシェピタ地域と接しています。ミンガラドン地域の広さは約106.6平方キロメートル、人口は、136,000人(2000年)を有しています。ミンガラドン地域は、未だに十分に開発が進んでおらず、基本的な公共サービスでさえ不足が見られます。ミンガラドン地域内には、小さな村が点在しており、その周辺にはKyee Zedi Pagodaなどの数多くの小規模なPagodaがあります。
ミンガラドン地域には様々な商品の工場があります。有名なものとしては、家具の製造工場、電化製品工場、ゴム製品工場、縫製工場、殺虫剤工場、鉛筆工場、ミルク加工工場、ハム加工工場などがあります。また有名な住宅街としては、Pearl New Town、Kayaebin Residence、Mingalardon Garden cityなどがあります。
ヤンゴン国際空港、そして主要都市間を結ぶ高速バスが発着するAung Mingala Bus Terminalがあり、ミンガラドン地域はヤンゴンの玄関口としての役割もあります。
ミンガラドン地域には、日本人墓地があります。第2次世界大戦中にミャンマーで亡くなった約19万人もの日本人のために、1999年、日本政府により慰霊碑が建立されました。
その他のミンガラドン地域の主な施設としては、Hlawga Nationala Park(野生動物保護区)、Taukkyan Aliced Cemetery(戦没者共同墓地)、Royal Mingalardon Golf Courseなどがあります。ミャンマーの優秀な国立大学の1つであるUniversity of Computer Studies, Yangonや、Defence Services Institute of Nursing and Paramedical Scienceもまた、ミンガラドン地域内にあります。
ミンガラドン地域内の物件の主な価格帯としては、アパートメントの売買価格では、価格の安い物件で、日本円に換算すると約240万円前後からあります。価格の高い物件では約1,800万円前後となります。同じく賃貸価格としては、約60,000~600,000円前後になります。コンドミニアムの売買価格では、価格の安い物件で、約1,200万円前後であります。価格の高い物件では、約7,000万円前後になります。同じく賃貸価格としては、約12~95万円前後となります。一軒家の売買価格は、例えば3階建て鉄筋コンクリートの一軒家ですと、価格の安いものでは約1,200万円前後であります。価格の高いものでは約6,000万円前後となります。同じく賃貸価格は、約35~140万円前後となります(いずれの価格も2013年5月現在のもの)。