不動産情報 ライン・タヤ地域

 ライン・タヤ地域(Hlaing Tharyar Township)は、人口が約340,000人、広さが67.3平方キロメートルで、東部にライン川を挟んでインセイン地域、マヤンゴン地域、ライン地域、南部にパン・ライン川を挟んでNyee Myin Daing郡、Twan Tay郡、北部はShwe Pyi Thar郡に接し、ヤンゴン市で最も西に位置しています。ライン川にはHlaing River Bridge、Suspension Bridge、Bayint Naung Bridgeといった3本の橋が架かっており、それぞれインセイン地域、マヤンゴン地域に通じており、これらの地域の生活基盤や物流における大きな役割を担っています。
 ライン・タヤ地域は、1980年代に開発が始まり、現在、発展している衛星都市の1つですが、地域内には未開発の土地も多く、未開発のエリアには、Raknine Yoe Kalay Village やApyin Padan Village、Kapyo Villageなどの小さな村が数多く点在しています。ライン・タヤ地域には、小学校が46校、中学校が8校、高校が4校、またヤンゴン・テクニカル大学も立地しています。
 ライン・タヤ地域にあるライン・タヤ産業地帯(Hlaing Tharyar Industrial Zone) は、衣類などの軽工業を中心に、ミャンマー国内で最大級の広さを誇る工業地帯となっています。その他にもHlaing Intergrated Farming & Livestock Breeding Industrial Zoneといった小さな産業地帯があります。
 ライン・タヤ地域内の南東部に立地するFMI CityやPun Hlaing Garden Residenceなどは、ミャンマー国内で富裕層が住むエリアとして広く知られています。その他、Mya Seinn Yaung Housing やNawaday Garden Housing といった住宅エリアがあり、多くの人がこれらの住宅エリアに住み通勤しています。
 ミャンマー国内で、有数のゴルフ場として知られているPun Hlaingゴルフクラブは、ライン・タヤ地域の最南東に位置しています。その他ライン・タヤ地域の施設としては、Dagon Ayeyar高速バスターミナル、Mee Kwet Zayアラブマーケットなどがあり、地域外からも多くの人々が訪れています。

 ライン・タヤ地域は、工業用不動産の取引が多く、例えば、安い物件ですと、0.9エーカーの土地に5,000平方フィートの建物が付いて、約400万円から購入できます。その他に、3エーカーの土地に10,000平方フィートの建物が付いて、約2,500万円、2エーカーの土地に60,000平方フィートの建物が付いて約3,000万円で購入できます。
 賃貸になると、1エーカーの土地に30,000平方フィートの建物が付いて約3万円、1エーカーに20,000平方フィートの建物が付いて約5万円などとなっています。
 一軒家の賃貸ですと、60×80平方フィートの二階建て鉄筋コンクリートが、約1万円となっています。