ミャンマー不動産情報  パベダン地域

 パベダン地域(Pabedan Township)は、ヤンゴンの中心部から西側に位置しています。北側はダゴン地域、東側はチャウタダ地域、南側はヤンゴン川とセイッカン地域、西側はラタ地域と接しています。パベダン地域の広さは、約35平方キロメートル、人口は220,000人(2000年)を有しています。パベダン地域には、小学校が3校、中学校が2校、高校が3校あります。パベダン地域の北側には、ヤンゴン鉄道環状線が走っています。そしてヤンゴン地域には、ヤンゴン最大のインド系コミュニティがあり、ヒンドゥー教寺院が多くあります。
 パベダン地域の主な施設としては、ヤンゴン最大の「Bogyoke Aung San Market」や「Theingyi Market」、「New Bogyoke Market」などの大きな市場があります。またマレーシアの大手百貨店「パークソン」が、F.M.Iセンター(First Myanmar Investment Centre)内にでき、充実したショッピングエリアとなっています。
 またパベダン地域には、イギリス統治時代のコロニアル様式の建築物が多く残っています。特にパベダン第二基礎教育高等学校、グラム・アリフマスジット・ワクフ礼拝堂、前インド生命保険会社ビル、ナウサリプリ礼拝堂、スルティ・サニ・ジャマー礼拝堂などの建築物は、重要建築物として保護されています。
 他には、Surti Sunni Jamahモスク、Nausaripuriモスクがあります。
 そしてパベダン地域には、ホテルも多くあります。高級ホテルである「ザ・グランド・ミヤタ・エグゼクティブ・レジデンス」や「トレーダーズホテル」、中級ホテルである「セントラルホテル」などがあります。

 パベダン地域の不動産価格としては、アパートメントの賃貸物件では、低い価格帯のもので約2万円前後、高い価格帯のもので約60万円前後です。アパートメントの販売価格では、低い価格帯のもので約750万円前後、高い価格帯のもので約2,200万円前後です。コンドミニアムの賃貸物件では、低い価格帯のもので9万円前後、高い価格帯のもので6,500万円前後で取引されています。